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会場: ジャパン・インターナショナル・シーフードショー東京(東京ビッグサイト)セミナー会場C

日時: 2010年7月21日(水) 14:00~16:00

参加申し込み:シーフードショーホームページからお願いいたします。
http://www.exhibitiontech.com/seafood/tokyo_semi-form.html

【 趣旨 】

東京海洋大学産学・地域連携推進機構では水産海洋プラットフォーム事業の一環として、「地産都消」をキーワードに産地振興を支援する活動を展開しています。本セミナーは、産地の活性化を願って、消費者と流通の視点から企画したものです。
このところ、農商工連携への取り組みを公的に支援する動きも盛んで、異業種から水産業への参入機会も増加しています。そのような環境変化もふまえた上で、さまざまな立場からの視点をとおして水産流通の現状を確認し、課題解決に向けた具体的な方策を考えることと致します。

【 当日のタイムスケジュール 】

  • 14:00-14:05 開始・趣旨説明
  • 14:05-14:30 「飲食店から見た水産流通」 
    福島常浩 (株)ぐるなび 取締役 総合政策室長
  • 14:35-15:10 「水産物の地域ブランド化の戦略と課題」
    中川雄二 海洋工学部教授
  • 15:15-15:50 「水産流通における差別化」
    崎浦利之客員教授(元・中島水産(株)副社長)
  • 15:55-16:00 まとめ・終了


【 講演概要 】
福島常浩 (株)ぐるなび 取締役 総合政策室長

弊社は21世紀の豊かな食生活の実現を企業理念の一環にすえている。繊細な我が国の食を守ることは、すなはち食材を守ることであり、世界第6位の長い海岸線を持つ、豊かな漁業資源の保全を抜きにしては我が国の食文化を語ることは出来ない。昭和40年来の流通革命により、セルフサービス業態が進展し現在では本来業務用途である外食店においても、その利便性から一般小売店からの仕入れが増加しつつある。
一方各店ともメニューや食材での差別化のために、つねにウリになる食材や情報を探している。このため飲食店の食材仕入れに関して、情報ニーズと実態に乖離が生じていることが推定される。
これらの仮説を中心に飲食店の水産物仕入れに対するアンケート等を用いて、生の声により現状の課題を考察する。

中川雄二 海洋工学部教授

近年、国内産地で水産物の地域ブランド化の取り組みが行われてきている。魚価低迷や漁獲量の不安定という問題状況に対して産地の漁協や行政が中心となって推進している産地戦略の一環として理解できよう。しかしながら、こうした産地主導の戦略も水産物のフードチェーンの文脈の中では十分に機能しているとは言い難い。多くの場合、フードチェーン上の中間流通業者や小売等の川下業者とのコンセンサスと提携関係を十分に形成し得ないままに、有効射程の短いブランド産品としてのポジションを得ているにすぎない。加えて、食の安全・安心の確保、商品管理の高度化、新しい流通技術の普及、水産物市場の構造変化、等々の新しい問題状況に対しても、地域ブランド化の取り組みが戦略的に対応しているとは言えない。また近年、新たな注目すべき状況もみられる。すなわち、産地が意図した戦略とは異なり、良質の産品が近隣の新興国の経済発展地域に向けた高付加価値輸出商材という商品ポジションを得るという別種の戦略に位置付けられるケースである。
以上の問題状況に照らして、本講演では、水産物の地域ブランド化の戦略の現状を概観した上で、同戦略の課題を整理し、今後の戦略の方向性について展望する。

崎浦利之客員教授

どの商品においても、「流通の差別化」は営業の前線で、最も欲しいポイントである。しかし、水産流通においては、この「差別化」が鮮度・旬の目利きや調理技術くらいしか考えられておらず、昨今は、ひたすら「安さ」の実現追求がほとんど、とさえ云える。
更に、消費の末端からは、逆行とも云える「規格・サイズの統一」など、凡そ嘆かわしい要望が今も生きていて、業界全体のあきらめムードを増長している。
今回は、商品開発・品質管理・販売のコツなどについて、差別化例を挙げながら提案したい。バイヤー必聴の内容を心がけたい。
現在、浜の疲弊も加速しているが、流通における、特に販売の弱体化が著しい。行政の怠慢は今に始まったことではないから、実業界が自身で奮起するしかない。
水産流通業界は、どの段階でも、低価格、低コスト、利益確保にあくせくしている。昨日と同じでは売り上げが上がろう筈はない。

なお、21日の講演終了後から閉場までの1時間、2件限定で崎浦利之客員教授が相談対応を行います。崎浦客員教授は、流通・小売業向けに「さかな塾」、水産都市向けに「産地さかな塾」を開催し、毎回大変好評をいただいてまいりました。販促等で意見を聞きたい、アドバイスが欲しいという方は、ぜひこの機会をご利用ください。

崎浦客員教授への相談申し込みは、「海の相談室」の相談申し込みフォームをご利用ください。相談内容の末尾に「シーフードショーで面談希望」とご記入ください。先着順とさせていただきます。

 

 
技術相談「海の相談室」

東京海洋大学産学・地域連携推進機構では、産業界等からの技術相談や共同研究等制度利用の相談を受け付けるために「海の相談室」を設けています。

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